この記事では秋葉原・大阪のメイドカフェ「あっとほぉーむカフェ」のメイド服について、メイドたちが詳しくご紹介しています♡ 隠れたこだわりや、メイドのイチ押しポイントなどをチェックしてみてくださいね!
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おかえりなさいませ、ご主人様・お嬢様!
本店5F所属のこぐまです。
今回は、「あっと衣装コレクション」第7弾として、和の趣が漂う茶房服の魅力をたっぷりとご紹介いたします!
あっとほぉーむカフェ公式の和風制服として登場した茶房服。いったい、いつ・どんな背景で誕生し、どのお屋敷で、どんなメイドが袖を通していたのか…。今回は、この連載でおなじみの衣装担当妖精・ことみさんに加え、当時のことを知っている元メイドの妖精・颯斗(はやと)さんにもご登場いただき、当時のリアルなお話を伺ってきました。
普段のメイド服とは一味違う、その奥ゆかしい魅力に迫っていきます♡
茶房服ってどんな衣装?

こちらが茶房服の全体のシルエットです。あっとほぉーむカフェのメイド服を思わせるピンクとブラウンの配色をベースにした、袴のようなデザインの一着。品のあるたたずまいが魅力的です。
現在ではピンクに加えて、紫・緑・水色の全4色が展開されており、それぞれの色が違った趣(おもむき)を演出してくれます。


丈が長めで、“メイド”というよりも、大正ロマン漂う、いわゆる“女中さん”のような雰囲気。実際、当時この制服を着ていたメイドは「女中」と呼ばれ、茶房服も「女中服」と呼ばれて親しまれていたそうです。
今回の写真では白ニーハイを着用していますが、現役で茶房服が使用されていた時代には、足元は足袋に草履が正式な装いでした。足袋と袴の間からちらりと覗く素肌が、ご主人様・お嬢様にとって“萌えポイント”だったとか…!

袴のように見えるスカートにはスリットが入っていて、歩くたびに中の着物生地がちらりと見える構造。奥ゆかしくもかわいらしく、アポロチョコを思い出すような配色にもキュンとしちゃいます。

スカートには台形のエプロンがついており、ご主人様・お嬢様にお仕えする“メイド服”としての象徴的な役割もきちんと継承されています。ポケットはふたつあるように見えて、実はひとつだけ。もしふたつ付いていると、帯のリボンが邪魔になってしまうので、実はとっても機能的なエプロンになっています。

そして、茶房服最大のポイントはなんといっても腰元のリボンと桜の飾り!
リボンの先には桜の模様が描かれており、リボンの上に重なるようにちりめん素材の桜飾りが添えられています。この繊細なディテールが、茶房服に上品で和の美しさを与えていて、どこか可憐な雰囲気を漂わせているのです。
シンプルながらも和のエッセンスが詰まった、唯一無二の制服と言えるでしょう。
茶房服の歴史 ~@ほぉ~む茶房から現在まで~
現在のあっとほぉーむカフェ本店5Fがオープンする前、その場所には「@ほぉ〜む茶房」というお屋敷が存在していました。今とはまったく異なる雰囲気で、畳のある和室空間や、カーテンの代わりに簾(すだれ)を使った内装が特徴でした。ここでお給仕するメイドたちは「女中」として、茶房服を着てご主人様・お嬢様にお仕えしていたのです。

当時の秋葉原では、期間限定イベントや制服のバリエーションで和装を導入するメイドカフェはあっても、“常時和装”でお給仕するのはなんと@ほぉ〜む茶房が初めて。メニューも「@和風パフェ」や「@贅沢あんみつ」、「白玉フォンデュセット」などの甘味をはじめ、「茶房白かりぃ(和風の白いカレー)」や「梅の国のトマト姫(トマトと梅風味のうどん)」など、和にちなんだものが揃っていました。

その後、@ほぉ~む茶房は「@ほぉ〜むカフェ華」へとリニューアル。ここではさらに華やかな和装「華服」が登場し、茶房服は通常のお給仕での着用はなくなりましたが、コスデー(コスプレデー)などの特別な日の衣装として引き続き使用され続けていました。
2012年頃には茶房服にもカラーバリエーション(紫・緑・水色)が登場。@ほぉ〜む茶房が閉店したあとも、その制服はメイド・ご主人様・お嬢様に愛され続け、今もなおコスデーやブロマイド撮影のときなどに使用されています。
茶房を知る妖精さんにインタビュー!
今回は、元華メイドで茶房にも縁がある妖精・颯斗さん、そして衣装を担当している妖精・ことみさんに、当時のエピソードや茶房服の魅力について語っていただきました。
こぐま
「まず、茶房服が着用されていた当時の様子を教えてください」
颯斗さん
「ご存じのご主人様・お嬢様もいらっしゃるかもしれませんが、茶房服は、現在のあっとほぉーむカフェ本店5Fが、まだ『@ほぉ〜む茶房』という和風カフェだった頃に着られていた制服です。期間は2006年4月から2007年12月までの約1年半。今では短く感じますが、当時としてはかなり革新的でした。というのも、常時和装でお給仕するメイドカフェって、その頃はほかになかったんです。秋葉原にはイベントで和装を取り入れるカフェもありましたが、常設は初めてだったと思います。
しかも、当時はあっとほぉーむカフェのような“萌え”がメインでエンターテインメント色の強いメイドカフェと、クラシカルなメイドカフェで人気が二分化されていて。だからこそ『あの@ほぉ〜むカフェが、和風でおしとやかなカフェを始めた!』って、すごく話題になってたんですよ」
こぐま
「へぇ〜そうだったんだ…!ところで、この女の子のキャラクターは『ご主人様・お嬢様認定証』の真ん中に描かれてる萌花(もか)ちゃんですか?」(画像を見ながら)

ことみさん
「萌花ちゃんとは別の子ですね。茶房には専用のキャラクターがいたんですよ」
颯斗さん
「そうそう。この子は“古都(こと)いちごちゃん”っていう@ほぉ〜む茶房のマスコットキャラクターで、高校2年生の17歳という設定でした」
ことみさん
「懐かしい〜!当時はメイドカフェ関連の本とか冊子とかにいっぱい登場してたなぁ…!」

颯斗さん
「茶房のテーマは“わびさび萌え”で、とにかく黒髪・清楚が基本。ご主人様のことも旦那様と呼んでいましたね。
リニューアルされて華になってからご主人様呼びに統一されて、今のメイドカフェらしいスタイルに近づいていったんですが、茶房の頃はもう少ししっとりとしていて、ダンスや歌の披露の機会も今よりだいぶ少なかったです。
でもその分、清楚で和風な雰囲気が好きでご帰宅してくださるご主人様・お嬢様からは本当に根強い人気があって、今も“茶房をずっと愛してる!”と言ってくれる方も多いです」
ことみさん
「そう、そう…」(深く頷く)
こぐま
「1年ちょっとしか存在しなかったという儚さもあり、今でも愛されているのかもしれませんね…」
颯斗さん
「本当に!お抹茶を点てたり、お茶菓子を出したり、うな重ならぬ“とり重”というメニューがあったり…畳のお座敷でのお給仕は、ほかにはない体験だったと思います。お食事やお飲み物を提供するときに膝をつくと、うっかりスカート部分を踏んじゃったり…という話を仲の良い元女中さんから聞いたりして…大変そうでしたけど(笑)」
こぐま
「メイド服より袖も裾も長いですもんね…!当時はどう着こなしていたんですか?」
颯斗さん
「お給仕中にどうしても袖を巻き込んだり、汚してしまうことがあるので、たすき掛けをしている人もいましたね。動きやすくもなるし、働き者っぽく見える感じがかわいい!」
ことみさん
「当時はギャル文化が流行っていたので、カフェでは逆毛を立てて盛る魔法をしてる子も多かったですね」
颯斗さん
「でも、茶房では基本的に黒髪・清楚がルールだったので、あんまり装飾やアクセサリーは付けなかったようなんです。今でもそうですが、黒髪の子が茶髪にすると“ちょっと!”ってなるご主人様・お嬢様もいて(笑)」
こぐま
「当時の方が黒髪絶対主義の風潮は強そう!(笑)茶房服って、どなたがデザインされたんですか?」
颯斗さん
「それが、はっきりとは分かっていないんですよ。ただ、茶房の立ち上げは、初代大妖精で今はアキブロのプロデューサーをされているMIHAさんだったと思います。“茶房”という名前も、麻布茶房というお店から着想を得たという話を聞いたことがあります」
こぐま
「そうだったんだ…。ことみさん的に『茶房服のここがかわいい!』というポイントはありますか?」
ことみさん
「やはり、ぱっと見たときに惹かれるキャッチーさと完成度の高さですかね。ちりめんの桜の飾りや、紐のディテールから漂う“和”の美しさ…。袴のように見えるスカートも、実はスリット入りでピンクの生地が見えるところがまたかわいくて」
こぐま
「本当に、フリルやレースなどが一切ないのに、こんなに萌えるなんて…」
ことみさん
「今みたいに衣装制作の選択肢が少なかった時代に、このクオリティで仕上げたっていうのがまたすごいなって感じます(笑)」
こぐま
「まさに、シンプルな中に詰まった“わびさび萌え”ですね!」
短い期間の中で確かな存在感を残した茶房服。
その背景にあった世界観や、当時のお給仕スタイルを知ることで、この衣装が持つ魅力の奥深さがより一層感じられるインタビューとなりました。
編集後記

この記事を書いたのは…
本店5F【こぐま】
お屋敷では見かける機会も少なくなってきていますが、ブロマイドやコスデーなどで茶房服の存在を知っているご主人様・お嬢様も多いと思います。私ももちろん知っていましたが、なんと今回の取材で初めて袖を通しました!
着てみてまっさきに感じたのが、何より生地の重厚感!しっかりとしていて、まったく安っぽくない。そしてシンプルで完成されたデザイン。ただの和風な衣装ではなく、れっきとした“あっとほぉーむカフェの制服”なのだということを強く感じました。
古き良き@ほぉ〜む茶房の和の心も感じつつ、華服の華やかさとは対になるような、やまとなでしこ的な装いの良さというものを改めて感じました。
コスデーが行われない年もありますが、あっとほぉーむカフェの歴史として、いつまでも引き継がれていってほしいです。
今回も記事を読んでいただきありがとうございました♡
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