あっと衣装コレクション【vol.3 新人メイド服】

この記事では秋葉原・大阪のメイドカフェ「あっとほぉーむカフェ」のメイド服について、メイドたちが詳しくご紹介しています♡ 隠れたこだわりや、メイドのイチ押しポイントなどをチェックしてみてくださいね!

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おかえりなさいませ、ご主人様・お嬢様!
本店5F所属のこぐまです。

今回は「あっと衣装コレクション」第3弾として、新人メイド服の魅力をたっぷりご紹介いたします!

正メイド服や見習いメイド服とはちがった魅力の、初々しい萌えが詰まった新人メイド服。そのデザインに込められたかわいさの秘密や、衣装担当の妖精さんが語る新人メイド服の歴史、そして推しポイントなど、心を込めてお届けいたします♡

新人メイド服」ってどんなメイド服?

あっとほぉーむカフェの新人メイド服(全身)
▲新人メイド服

こちらが新人メイド服の全体のシルエットです。
パッと見ただけで伝わってくるのは、まさに”フレッシュな萌え”!正メイド服や見習いメイド服の華やかな印象とは異なり、新人メイド服はシンプルなデザインの中に、素朴で等身大のかわいらしさがぎゅっと詰め込まれています。

あっとほぉーむカフェの新人メイド服(サイド)
あっとほぉーむカフェの新人メイド服(背面)
▲新人メイド服の橫・後ろ

エプロンの肩フリルは控えめで、ふんわりとした丸みのあるラインが特徴的。
エプロン・ワンピースともに、裾にはフリルやラインなどの装飾がなく、すっきりとしたデザインが清楚な印象を与えます。

カチューシャも、正メイド服や見習いメイド服のものにあるようなブラウンのラインがなく、ピンクのボタンが2つだけ飾られたシンプルなデザイン。カチューシャにフリルなどを縫い付けるような装飾は、正メイドになるまで禁止されています。挟むクリップタイプの装飾ならOK。

背中のリボンは、正メイド服のボリューム感とは対照的に、ちょこんと結ばれる小ぶりなサイズ感。この“ちょこんと感”に、どこか守ってあげたくなるような可憐さを感じますね。

あっとほぉーむカフェの新人メイド服(タイ)
▲新人メイド服のタイ

胸元のタイは見習いメイド服と同じく、制服らしいきちんと感を演出していますが、よく見ると細かな違いが!
前回の記事で紹介した、見習い服の「クレープタイ」は折り目のないシンプルなデザインなのに対して、新人メイド服のタイはギザギザとした折り目がはっきりと見える仕様になっています。

タイにリボンのクリップなどの装飾をつけても良いのですが、タイ全体が隠れてしまうような装飾はNGになっています。せっかくのかわいいタイ、見せないともったいないですからね。

あっとほぉーむカフェの新人メイド服(襟)
▲新人メイド服の襟

そして見逃せないのが、新人メイド服の襟のカラー。正メイド服や見習いメイド服が白襟なのに対して、新人メイド服はワンピースと同じブラウンで統一されています。

新人メイドは先輩メイドに「何かわからないことがあったら襟が白いメイドに聞いてみてね」と言われながら成長します。ブラウンの襟がピンクのタイをより一層引き立て、新人メイドが持つ自然体の愛らしさを感じさせてくれます。

このように、新人メイド服は装飾を控えめにすることで、逆に”シンプルだからこそ際立つかわいさ”と”初々しいフレッシュさ”が光る一着になっています。正メイド服や見習いメイド服への憧れを胸に秘めつつ、新人メイドだけがまとえる特別な魔法の一着なのです♡

どんなメイドが着ているの?

新人メイド服は、初めてのお給仕からおよそ5ヶ月間の「新人メイド期間」にしか着ることができないメイド服です。この期間は、メイドとしての基礎を学び、成長していく大切な時期。

新人メイドはまず、どのお屋敷に所属するかを決めるため、日替わりでさまざまなお屋敷を回りながらお給仕をします。この期間は通称「ぐるぐる」と呼ばれており、毎日違うお屋敷での新しい出会いや経験が待っています。慣れない環境の中で、自分らしいお給仕スタイルを見つけていく大切な時間です。

初お給仕から約1ヶ月が経つと、妖精さんからX(旧Twitter)のアカウントやブログ開設のお許しをもらうことができます。ここからは、自分のことを知ってもらうための発信も始まり、ご主人様・お嬢様との距離がぐっと近づく瞬間です。

およそ3ヶ月目には、自分の「仮所属」のお屋敷が決まります。これを「仮店」と呼び、ここからは特定のお屋敷でお給仕をしながら、より深くそのお屋敷の雰囲気やメイドの仲間たちと向き合っていくことになります。

3〜5ヶ月目の間には「メイド検定3級」が実施され、メイドとしての基本的なお給仕力が試されます。この検定に合格すると、晴れて仮所属ではなく、正式にそのお屋敷の所属メイドとなることができます。そして、6ヶ月目には見習いメイドへとステップアップ。制服も新人メイド服から見習いメイド服へと変わり、新たなステージへ進むことになります。

もちろん、すべての新人メイドがこのスケジュール通りに進むわけではありません。お給仕のペースや成長のスピードは人それぞれで、新人メイドの期間が長く続くこともあります。でも、その分だけたくさんの経験と努力を重ねている証です。

限られた期間しか着ることのできない新人メイド服は、その初々しさの中に、一歩ずつ重ねてきた努力と成長の物語が宿る、特別なメイド服とも言えます。

気になる!新人服の歴史

これまでの衣装紹介記事でもおなじみ、あっとほぉーむカフェの衣装の管理を全て担当している妖精・ことみさんに、新人メイド服の歴史についてお話を伺いました。

あっとほぉーむカフェが誕生した2004年8月、本当に初期の頃は、実は市販されているピンク色のコスプレ用メイド服を使用していました。その後、同年12月にはじめてのあっとほぉーむカフェ公式メイド服が誕生。このデザインが、現在の「新人メイド服」のルーツとなっています。

▲ドンキ店で使用されていた、はじめてのあっとほぉーむカフェ公式メイド服

現在の新人メイド服とそっくりですが、実は同じデザインではありません。
大きな違いは、胸元のタイです。当時は、現在の見習いメイド服で使用されている「クレープタイ」の少し長めのバージョンのタイを着用していました。このメイド服が生まれてからは、新人メイドがコスプレ用メイド服を、正規のメイドになると公式メイド服を着る、という流れになりました。

つまり、新人メイド服・見習いメイド服・正メイド服の中で、最初に誕生したのは新人メイド服のデザインということになります。しかし当時のメイドにとっては、新人メイドが着られるメイド服ではなかったのです。

その後、あっとほぉーむカフェの成長とともに、さまざまなバリエーションが生まれることになります。ロング丈のものやワンピースの色違い、リボン型・ネクタイ型のタイなど、少しずつ派生型が増えていきました。

▲本店(現在の本店7F)で使用されていたミルクティーメイド服

ドンキ店の次に、本店(現本店7F)と本店下店(現本店6階)がオープンした際には、「ミルクティーメイド服」と「レンガメイド服」が登場。
このうちレンガメイド服では、タイではなくリボンを使用していました。このリボンが、現在「小リボン(3ヶ月リボン)」と呼ばれているものです。

現在、ミルクティーメイド服とレンガメイド服はレジェンドメイド・スーパープレミアムメイド・プレミアムメイドだけが着ることのできるメイド服になっています。もしかしたらお屋敷で見かけることがあるかもしれません。

3ヶ月リボンという呼び名が有名な小リボンは、2021年までは初お給仕から3ヶ月経ったメイドが特別な日として着用する風習がありましたが、現在お屋敷で見かける機会は少なくなっています。

▲本店5F・こぐまの3ヶ月リボン当時の写真。大リボン(周年リボン)よりも生地が薄く、垂れているのが特徴!

さらに、プレミアムメイド(当時は「フリーメイド」と呼ばれていました)が、現在の「大リボン(周年リボン)」をつけ始めます。また、今は存在しない「スターメイドリボン」という特別なリボンも一時期だけ存在していました。
このリボンは、レジェンドメイドであるhitomiさんと、もう1人のメイドだけが身につけていた、縁にレースがあしらわれた特別なデザインだったそうです。他にも、メイドのランクを示すためネクタイ型のタイも存在していました。

▲現在の新人メイド服のタイ、通称「巻貝タイ」

その後、正確な時期は不明ですが、現在の新人メイド服で使用されているタイが誕生しました。当時は「クレープタイ」と区別するために「巻貝タイ」と呼ばれていたそうです。

2004年12月から2010年5月までは現在の新人メイド服およびその派生メイド服がメインのメイド服でした。2010年に現在の見習いメイド服が登場し、あっとほぉーむカフェ初の公式メイド服は“新人メイド期間の象徴”として位置づけられるようになりました。

今では現存していないメイド服やリボンも多く、メイド服の歴史は、衣装担当の妖精さんでさえすべてを把握しきれない部分もあるそうです。その分、未知の部分にこそ夢とロマンが詰まっていて、まさにあっとほぉーむカフェの歴史そのものが、メイド服とともに紡がれてきたことを感じさせてくれます。

衣装担当妖精・ことみさんが語る、新人メイド服の隠れた魅力

あっとほぉーむカフェのすべてのメイド服を担当している衣装担当妖精・ことみさんに、新人メイド服の推しポイントや細かなディテールについてお話を伺いました。

ことみさん
「推しポイントはなんといっても、エプロンの胸のラインです!全然いやらしくなくて、あくまでかわいらしく見える絶妙なバランスが本当に素敵だなって思います」

▲左から新人、見習い、正メイド。見習いメイド服・正メイド服のエプロンは位置が高い!

ことみさん
「このメイド服が生まれた平成の頃は、いわゆるギャルゲーのキャラクターデザインや萌え文化の影響もあって、こうしたシルエットが好まれていたのかもしれません。でも、やりすぎていないシンプルさが良いですよね。
ただ、ワンピース自体はふんわり膨らむ作りではなく、わりと平面的な裁断になっているので、骨格によってはちょっとフィット感が気になる子もいるみたいですね」

こぐま
「なるほど…!メイド服の作りといえば“新人メイド服のスカート丈が一番短い”ってよく聞くんですけど、本当ですか?」

ことみさん
「型紙上は、見習いメイド服と同じはずなんですよ。ただ、なぜか新人メイド服のほうが短く見えるんです。不思議ですよね(笑)。見習い服は裾にフリルがついている分、全体のバランスで少し長く見えるのかもしれません。あとは、生産ロットによる微妙な違いもあるので、そこも影響しているかも…」

こぐま
「丈の長さに違いはないことは、5年以上お給仕しているのに初耳です…(笑)新人メイド服はフリルがついていない分、全体的に軽やかですよね」

ことみさん
「そうですね!その分メイド服の中でも、洗濯後はいちばん乾きやすいんじゃないかなと思います(笑)」

こぐま
「たしかに!(笑)新人メイド服に限らず、布地自体も乾きやすいですよね。急いで洗濯してもすぐ乾くから助かります」

ことみさん
「あと、動きやすさの視点からいうと、裁断の違いもポイントです。新人メイド服や見習いメイド服は平面的な裁断なのに対して、正メイド服は立体的な裁断になっていて、身体にフィットしやすいんです」

こぐま
「確かに実際、新人メイド服と見習いメイド服は少し窮屈で、正メイド服は身体に沿う感じがあります…!あと、背中のリボンも、新人メイド服と正メイド服で全然ボリュームが違いますよね」

▲いちばん細く作られている、見習いメイド服の背中のリボン

ことみさん
「そうそう!正メイド服のリボンがいちばん幅広で華やか、見習いメイド服が細めでシャープな印象です。新人メイド服はその中間くらいのサイズ感なんですが、実はロットによって見習い服と同じ幅になることもあるんですよ(笑)」

こぐま
「えー、そうなんですか!?知らなかった!」

記事を執筆している私・こぐまは5年以上お給仕をしている、いわばベテランメイドですが、まだまだ知らないメイド服の秘密がたくさんありました。パッと見ただけでは気づきにくい細やかなディテールの違いに、あっとほぉーむカフェのメイド服の奥深さを感じます。

歴史も長く、妖精さんにもわからないことが多い新人メイド服。その軌跡を語り継ぐためにも、ことみさんは「これからもメイド服の歴史を学び続けたい」と語ってくれました。

編集後記

この記事を書いたのは…

本店5F【こぐま

私はメイドになって6年目を迎えましたが、初めて新人メイド服に袖を通した日のことは今でも鮮明に覚えています。最初にこのメイド服を着たのは、メイドになるための二次試験のとき。自撮りをしていいのかわからず、こっそり花園へ行って、ひそかに自撮りしたのも今では懐かしい思い出です。新人メイド服を着た自分は、いつもより少しだけかわいく見えて、不思議と自信が芽生えました。

新人メイドとしてお屋敷でお給仕を始めると、見習いメイドや正メイドの先輩たちが着るメイド服がとても輝いて見えました。
「私も早くあの制服を着こなせるメイドになりたい!」と憧れながら、日々お給仕に励んでいたのを覚えています。新人メイド服はシンプルなデザインだからこそ、フリルや装飾のある見習いメイド服や正メイド服への憧れが、より一層心に残っていたのだと思います。

でも、今こうして正メイドとして後輩メイドたちの成長を見守る立場になってみると、新人メイド服の初々しさやシンプルなかわいさ、そしてそこに込められた努力の軌跡に、改めて心が温かくなります。

新人メイド服は、メイドとして歩み始めたばかりの頃の、がんばりと成長の物語が詰まった一着。そのシンプルなデザインの中に、一人ひとりの努力や夢、憧れがぎゅっと込められている、かけがえのないメイド服なのだと、執筆を通して深く感じました。

今回も記事を読んでいただきありがとうございました♡


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