おかえりなさいませ、ご主人様・お嬢様!
あっとほぉーむカフェ 秋葉原本店5F所属のきはれです。
2025年6月8日(日)、都内某所で開催された出張お給仕「会話が見エール♡メイドカフェ」に参加させていただきました。この記事では、今回の出張お給仕についてレポートいたします!
イベントの様子はもちろん、今回のイベントの発起人のひとりであるAKIBAカルチャーズZONE店・まゆみさんへのインタビューなど盛りだくさんでお送りします♡
目次
「会話が見エール♡メイドカフェ」について

聴覚障がいがあるご主人様・お嬢様にも「会話の楽しさ、メイドカフェの楽しさを感じてもらいたい」というあっとほぉーむカフェの思いから、ピクシーダストテクノロジーズさまが開発した“音声をリアルタイムに文字変換する”音声可視化デバイス『VUEVO(ビューボ)』を使用して行われたイベントです。
聴覚障がいのあるご主人様・お嬢様やそのご家族の皆さま約15名を、都内某所へご招待。メイドが出張し、普段のお屋敷さながらのお給仕をさせていただきました。
あっとほぉーむカフェのメイドを代表して、hitomiさん、みづきんさん、みゆなさん、まゆみさん、こめこ、きはれが参加しました♡
集合!会場準備
今回がメイド・きはれにとって初めての出張お給仕。そして、耳の聞こえにくいご主人様・お嬢様にお給仕させていただくということで「ちゃんとコミュニケーションをとれるかな」「失礼なことを言ってしまわないかな…」と、少し不安を抱えていました。
そんな緊張と、ご主人様・お嬢様に初めて会えるというワクワクでいっぱいの当日…。
わたしたちが会場に到着すると、すでにピクシーダストテクノロジーズの皆さまが機材やテーブルなどを準備してくださっていました。
あっとほぉーむカフェから参加したメイドや妖精さんは「テーブルクロスが長すぎて引っかからないか?」「ものの配置はこの会場の動線に適しているか?」「みんなで盛り上がることができるような距離感にテーブルや椅子は配置されているか?」「壁の装飾はどうするか?」…
ご主人様・お嬢様に安全に楽しんでいただくために、一つひとつ確認しながらお給仕の準備を進めていきました。
次に、VUEVOの使い方を説明していただきました。
実際にしゃべったり、萌えの誓いを立てたりして、機材の性能を確かめてみました。
私たちがしゃべった言葉が早いスピードで、正確に変換されることにびっくり!VUEVO、すごい!
現代のテクノロジーの可能性を感じました…!
また、この日のために、参加するメイドはみんな指文字や簡単な手話を練習していました。
イベントが始まる前には、メイド同士で練習してきた手話を見せあったりして、ご主人様・お嬢様に楽しんでいただくためにぎりぎりまで準備をしました!
お給仕開始!
ご主人様・お嬢様が快適にお過ごしいただけるように、お屋敷の準備をばっちり整えて…いよいよ「会話が見エール♡メイドカフェ」のオープンです♪
お出迎え
「おかえりなさいませ!ご案内いたします!」
ご主人様・お嬢様にも伝わりやすいよう、メイドらしく大きな身振り手振りで、そしていつも以上に大きく口を開けて話します。
ベルを鳴らして、メイドみんなでご主人様・お嬢様をお出迎え。
「ご主人様・お嬢様のご帰宅です。おかえりなさいませ、ご主人様・お嬢様!」

ご主人様・お嬢様をお席へご案内♪
VUEVOと指文字を使いながら、自己紹介をしました。
「きはれって珍しい名前ですね」と伝えてくれたご主人様。「私の名前には、関わってくれる皆さんの“気分が晴れやか”になるように…という思いが由来になっているんですよ」と伝えると、これもVUEVOがすぐに字幕にしてくれました。ご主人様はそれを読んで、「すてきですね」と褒めてくださいました^^
「とにかくご主人様・お嬢様に楽しんでほしい」という気持ちでお給仕をしていると…イベントが始まる前に感じていた不安や緊張はいつしか消えていたように思います。
そして、ご主人様・お嬢様の“聞き取ろうと思ってくださる熱い気持ち”にテクノロジーの力も加わって、楽しく会話ができました!

萌えの誓い
あっとほぉーむカフェでは、ご帰宅してくださったご主人様・お嬢様に、メイドが「一生懸命お仕えさせていただく証」として、【萌えの誓い】を立てさせていただいています。
わたしたちの言葉や表情から、ご主人様・お嬢様を大切に思う気持ちををお伝えできたのか、会場全体が笑顔になっていったときは、わたしも自然と笑顔になりました。
お飲み物のご提供
ご主人様・お嬢様にゆっくりおくつろぎいただくために、お飲みものもご用意しました!
「炭酸の飲みものはありますか?」というご主人様に、「お屋敷のメニューでは、『しゅわしゅわ』がつくものが炭酸のお飲みものです。あっとほぉーむカフェは、メニューの名前もかわいいんです!」とご説明しました。
メニューの紹介で笑顔になってもらえるのも普段のお屋敷と変わらない光景で、うれしくなっちゃいました♩
「みどりのしゅわしゅわです♪」
続いて、ご主人様・お嬢様のご気分に合わせてストローを選んでもらいます。
緑を選ばれたご主人様に「この色は“新鮮グリーン”です!毎日、新鮮な気持ちでがんばっていらっしゃるご主人様にぴったりのお色ですね」とお声がけすると、ストローの色の説明もVUEVOを使ってばっちり伝わり、ご主人様に喜んでもらえました!

あいこめ
お飲みものがもっともっとおいしくなるように、愛情を込めるおまじない「あいこめ」でさらに萌えを感じていただきます♪
あいこめの説明も、VUEVOの使用と大きな身振り手振りでばっちり伝わりました!
「萌え萌えきゅーーん♡」

メイドもご主人様・お嬢様も、とびっきりの笑顔があふれます。
お飲みものを一口飲んだあと、ご主人様・お嬢様は「すごくおいしい!」と喜んでくれました♪
「萌えと愛情が逃げないうちにお召しあがりください♪」
お話タイム
会場にいるご主人様・お嬢様全員とお話をしました。VUEVOと並行して指文字や手話を使いながら、自分の名前や好きなものを紹介しましたよ♩
きはれはラーメンが好きなので、ラーメンに関わるお話をしました!
「何ラーメンがいちばん好きですか?」「私は豚骨ラーメンが好きです」「僕も豚骨ラーメンが好きだよです。同じですね」「豚骨は手話でこうやるんですよ」「私は醤油ラーメンをよく食べます」などと、絶え間なく会話が弾みました♩

記念撮影
あっとほぉーむカフェではメイドとご主人様・お嬢様が世界で1枚だけのお写真を撮影する『メイドと記念撮影』というメニューをご用意しています!
この日は会場の壁を萌え萌えに装飾!その前で、かわいいフォトプロップスを持ってお写真を撮影しました♪
シャッターの合図は指を使って3.2.1で…。

お見送り
あっという間にお見送りのお時間に…。楽しい時間は一瞬で過ぎ去っていきました。
「ご主人様・お嬢様のおでかけです。いってらっしゃいませ、ご主人様・お嬢様!」
最後まで笑顔でお見送りします。
おでかけになるご主人様・お嬢様から「楽しかったです」「秋葉原のお屋敷にも足を運びたいと思います」「一生分くらい笑いました」といったうれしいお言葉をいただきました♪
まゆみさんへインタビュー
今回のイベント開催にあたり、事前準備からたくさん動いてくださったまゆみさんにインタビューをしました。
きはれ
「今回のイベントの開催背景を教えてください」
まゆみさん
「昔、耳が不自由なご主人様方がみんなでご帰宅されることが結構あったんですよ。そんな中で、『どうやって接したらより楽しんでいただけるかな?』と悩むことがありました。今でもご帰宅してくれるご主人様もいらっしゃるんですけど、お屋敷から足が遠のいてしまったご主人様もいらっしゃって。『お屋敷での時間を心から楽しんでいただけていたのかな?』って、それがすごく心残りだったんです。
耳の不自由な方や、車椅子の方…いろんな事情を抱えている方がいらっしゃる中で『もっとご主人様・お嬢様を楽しませることはできないか?』というメイドの想いが集まったことがきっかけになって、その想いをhitomiさんと一緒に妖精さんたちとの意見交換会で発表しました。
耳の不自由な方や、車椅子の方…いろんな事情を抱えている方がいらっしゃる中で『もっとご主人様・お嬢様を楽しませることはできないか?』というメイドの想いが集まったことがきっかけになって、その想いをhitomiさんと一緒に妖精さんたちに一生懸命伝えました。
私たちメイドの声に妖精さんたちもすごく賛成してくれて、『あっとほぉーむカフェとしてできる取り組みはないか?』とずっと考えていてくれたんです。
そんなとき、AKIBAカルチャーズZONE店で海外からのご主人様・お嬢様ともっとスムーズにコミュニケーションをとるために『VUEVO』が試験的に導入されることになりました。そこで『VUEVO』が話した言葉を即時に多言語変換してくれることや、耳が聞こえない方に話した言葉を伝える手段として使えることを知りました。
それに、今年(2025年)は、聴覚障がい者のための世界的なスポーツ競技大会・デフリンピックが開催される4年に一度のタイミングで、さらに大会の開催地が日本であることから、世間の関心も高まっていると聞きました。
妖精さんと相談しながら『VUEVO』を使ってなにかできることはないかと考えました。その結果、今回の出張お給仕が開催されることになりました」
きはれ
「まゆみさんなど日常的にお屋敷でお給仕しているメイドが『メイドとしてお給仕をする中で、もっと相手に寄り添った接し方をすることで、ご主人様・お嬢様に楽しんでいただきたい』と思ったことがきっかけなんですね」
まゆみさん
「はい!お給仕中のメイドは、誰もが必ず1回は『どう接したらもっと楽しんでいただけるだろう』と悩んでいるはずです。例えば手話を使って完璧に話すことが正しい、楽しんでもらえるお給仕なのか?それとも手話を教えてもらいながらコミニュケーションをとることが正しい、楽しんでもらえるお給仕なのか?…お給仕のやり方、寄り添い方に正解はないと思っています。だからこそ『何か挑戦してみたい』『何か取り組んでみたい』とずっと思っていました」
きはれ
「あっとほぉーむカフェのメイドはこれまでも秋葉原周辺の清掃活動に参加したり、警察署のキャンペーンに一緒に取り組んだり、いろんな形で社会貢献しようと試みていると思うのですが…。まゆみさんはこういった“メイドの社会貢献”について、どのように考えていますか?」
まゆみさん
「そもそもあっとほぉーむカフェでお給仕しているメイドの『相手に寄り添う力』ってすごいと思っているんです。性別や性格、言語…。自分とは異なるバックボーンがあっても関係なく、どんな人でも楽しんでいただけるようにがんばってお給仕するメイドの力は、誰かを温かくできるのではないかと、ずっと思っていました。
メイドの『相手に寄り添う力』で喜んでくれる人がいると思いますし、この力で社会に貢献できることがあるのではないかと思っています!」

編集後記

この記事を書いたのは…
本店5F【きはれ】
今回はきはれにとって初めての出張お給仕でした。
加えて、これまであまり接したことがない、耳が聞こえにくいご主人様・お嬢様にお給仕をさせていただくということで、うまく会話ができるか、失礼なことをしてしまわないか…これまでにない経験に、とても緊張していました。
ですが、「相手を思う気持ちは必ず伝わる!自分も楽しんで、相手にも楽しんでもらえるように、いつも通りお給仕しよう!」とお給仕に臨みました。
“きはれ”という名前を名乗って「変わった名前だね」と、ラーメンが好きだとお話して「何ラーメンが好きなの?」とお返事が返ってきた時に、私はハッとしました。
私が相手に一生懸命伝えようとした結果、相手も一生懸命伝えたいことを伝えてくれたんだと気づいたんです。
どんな相手とでも、楽しい気持ちは共有できる。相手に寄り添う気持ちを持って全力でお給仕をする『メイド』の可能性を強く感じた、そんな出張お給仕でした。
人気の記事1週間の人気記事








