「あっとほぉーむカフェ」でお給仕するメイドで結成されたアイドルグループ「あっとせぶんてぃーん」(通称・あっせぶ)。「TOKYO IDOL FESTIVAL 2016」でのデビューから8年、メンバーの入れ替わりやコロナ禍を乗り越え、ワンマンライブツアー「機は熟した」を開催しました。
今回は2024年9月15日(日)に行われた東京公演当日に、あっとメイドプレスのリポーターメイドが潜入!AKIBAカルチャーズZONE店所属・こひがライブ前の様子を、本店3F所属・みのりがライブ本番の様子をお届けします!
目次
最終確認で細かくチェック(こひ)
開場の数時間前…。メンバーによる立ち位置や音響等の最終チェックを行っていきます。7人は横一列に整列し、順番にマイク音量の確認を兼ねて会場全体にあいさつ。この日新メンバーとしてお披露目されたなあなさんもステージ上での最終チェックに参加しました。
なあな「7番マイク、なあなです。よろしくお願いします!」
6人「よく言えました!ばっちり!」
隣のみしなさんがなあなさんの肩を支えながら、初めてのマイク確認を全員で見守りました。ステージデビューへの第一歩、とっても初々しくてかわいかった~!!
リハーサルの1曲目は、7人で初披露する『リボン』から。新メンバー発表映像が上映され、入場する流れから全て通して行われていきます。

ステージへ立ったときに1回でしっかり静止すること、このタイミングでは腕を伸ばして、マイクの位置はこれくらいにしたい……など本番前の確認タイム。
ダンスの先生が「もっと笑っていいんだよ~!」と優しく声をかけると、なあなさんは手でほっぺをやわらげる仕草をしていました。メンバー全員が口をそろえて「母性が芽生える」と言っていた理由が分かった気がします……!
『バタフライ・エフェクト』で決めポーズをするための登場タイミングについてもしっかり確認します。
なあなさんを舞台袖からステージに連れてくる役割は、元々みしなさんが担う予定だったようです。しかし「みんなで肩を組んで笑い合う時間をもっと長くしたい!」という提案があり、舞台袖から一番近くの立ち位置にいたこえびさんへ変更することに。
会場の広さや実践してみたときの感覚で、当日でも柔軟に対応できるメンバーの姿に日頃の努力を感じました。
ゆるっと積み上げた絆と努力が光る(こひ)
新体制でのポイントをおさえたあとは、6人でより細かな箇所や移動について確認していきます。
まずは音響との調整。低音が足りていなかった、ここの高音をもっと出したい…など、メンバーと歌の先生の意見を擦り合わせながら歌い方なども同時に確認していました。映像に歌詞の表示があった『アマデウス』『ダンスフラミンゴ』は、音と映像にズレがないかを複数人でチェックします。
縦一列に並ぶ立ち位置は、特に微調整が必要な難点。それぞれがゆとりを持とうとすれば後ろのスペースがなくなり、前に詰めすぎてしまうときれいに踊れなくなってしまうそう。移動に特に注意が必要な部分を切り取って繰り返し、全員がおさまるように調整していました。

一曲分を通して確認するものもあれば、気になる点をピンポイントで取り上げつつ、チェックを進めていくものも。
私が特にすごいなと感じたのは、一人が「この曲の○○部分が……」と提案した際、全員が数秒でそのシーンを再現する立ち位置につくこと! 6人での共通認識があり、テンポよく確認を進めていく姿から、レッスンで積み上げた団結力を感じた瞬間でした。
最後に曲の切り替わりタイミングを一斉に復習し、不安な点をもう一度確かめてからリハーサルは終了。1時間前にはお互いの体が何度かぶつかっていたシーンも、「誰が前に出る」「誰がもう少し速く」など細かい部分まで確認を終えてから、ヘアメイクなどの準備に向かいました。
えまちぃさんのBDを祝う前説からスタート!(みのり)
ちなつ「今日は何の日?…えまちぃBD当日です!お誕生日〜??」
ご主人様・お嬢様「おめでとう〜!!!」
この日誕生日を迎えたえまちぃさんを祝う、ちなつさんの前説からあっとせぶんてぃーん ワンマンライブツアー「機は熟した」東京公演が開幕!
オープニングの音楽とともにメンバー6人がステージに登場し、YouTubeで公開されているMVをバックに1曲目の『アマデウス』を披露しました。『アマデウス』は現体制での最新曲。横ノリ16ビートで今までのあっとせぶんてぃーんの曲とは一味違った難しい曲ですが、ちろるさんが落ちサビを歌い上げると、オレンジのライトが会場を彩りました。

2曲目は『メイデンティティ』。1曲目の『アマデウス』から一転し、ロック調の曲を歌い上げます。Cメロでは「Are you maid?」の煽りに対し、ご主人様・お嬢様が「We're maid!」と返す、コール&レスポンスも完璧。早くも会場が盛り上がってきたと感じました。
3曲目はセンターにえまちぃさんを据えた『ツバキ姫』をパフォーマンス。去年9月のかげとらさん卒業ライブ以来と約1年ぶりの披露でしたが、ご主人様・お嬢様の口上も完璧で、旧メンバーのかげとらさんから"姫"を継いだえまちぃさんの輝きも最高潮に!
いつものえまちぃさんとは違う、”かっこいい”姿を見ることができ、私も大興奮です!

間奏「チュッチュル~」部分は音を重ねていき、徐々にハーモニーが生まれていきます。
えまちぃさん「姫の成長を見守って♡」(みのり)
その後はつららさんが司会のMCタイムに。
最初の自己紹介タイムではつららさん→こえびさん→えまちぃさん→みしなさん→ちなつさん→ちろるさんの順番でマイクを持ち、コール&レスポンスを交えながら、会場の一体感をより高めていきます。
つらら「(ツアー公演が)大阪から東京にきました~!」
みしな「私たちは本番直前からアゲアゲでした!」
つらら「今日はこのままアゲアゲでいきたい!」
そして、公演当日はえまちぃさんの誕生日!おめでとうコール&拍手が改めて会場を飛び交います。えまちぃさんは「誕生日をたくさんの人に祝ってもらえる貴重な経験ができてうれしい」と笑顔で感謝を伝えました。
そのまま3曲目で披露した『ツバキ姫』の話題に。『ツバキ姫』今年8月の「あっとフェス2024 SUMMER」でかげとらさんから「歌い継いでほしい」と現メンバーに託された楽曲で、今回のライブでえまちぃさんが東京では初めての歌唱をお披露目しました。
えまちぃさんの「姫の成長を見守ってください♡」との声に、会場内がえまちぃコール一色に。
つらら「みんながえまちぃを姫にしてくれるので、どんどん姫度が上がりますね!」
こえび「つららさんはえまちぃの話になるとテンションが上がる(笑)。これ以降も表情の変化に注目して楽しんでください!」
この先の“えまちぃ姫”の成長にも期待が高まります!
MCを終え、4曲目には『M@id in you』を披露。間奏の「ハイ!」ではメンバーとご主人様・お嬢様で心を通わせる場面も。毎回飛び跳ねながらハイタッチするちろるさんの姿からは、盛り上がりが伝わってきます。

5曲目は『夏のカナリア』。あっとほぉーむカフェの現場ではめずらしい「超絶かわいい!〇〇!」のコールが飛び交いました。
6曲目『流れ星』では、ステージ照明が青一色に。みしなさんとえまちぃさんのWセンターで歌いあげられたメロディに、思わず涙があふれてしまうような心に響くステージでした。
いよいよ…新メンバー発表!(みのり)
7曲目に『バイバイ、モラトリアム』を歌い上げたあと、一度全員がステージから退場。
その後、新メンバー発表の映像が!
そこに映し出されたのは、応募者85人の中から選出された新メンバーがほかのメンバーに涙ながらに初めてあいさつするシーンでした。
新メンバーの名前が「なあな」と明かされると、しばらくの暗転の後、再びメンバーがステージに。その中には先ほど映像内で発表された新メンバー・なあなさんの姿も!それにいち早く気づいたご主人様・お嬢様が「なあなちゃーーん!!!」「なあなー!!!」とコールで出迎えます。

そのまま、7人で8曲目『リボン』に突入!
前奏開始とともにちろるさんが「なあなちゃんです!!」と煽(あお)ると、ご主人様・お嬢様からも「なあなちゃーーーん!!」とコールが沸き起こります。
一生懸命踊るなあなさんがとてもかわいくて、一瞬で心を奪われてしまったご主人様・お嬢様も多かったと思います。私もその一人でした。
1番のBメロはちなつさん・なあなさん、2番のBメロはみしなさん・なあなさん…と中央で歌唱し、間奏はちろるさん・なあなさん・えまちぃさんの3人がメインでパフォーマンス。最後はなあなさん中心のフォーメーションで、新体制初のステージを飾りました。
その後、つららさん司会でのMCへ。
自己紹介をなあなさんに振るも、なあなさんは涙で言葉が出てこない様子…。
つららさんに「大丈夫、怖くないよー!!」と優しく励まされ、なあなさんは「新メンバーになりました、なあなです」と言葉をしぼりだしました。
つらら「どこからきたんだっけ?」
なあな「しあわせランドです」
つらら「カラーは何色なんだっけ?」
なあな「紫色です」
ここで会場のご主人様・お嬢様のペンライトがなあなさんのカラーである紫色に。幻想的な空気に包まれます。
つらら「どうですかー??」
ご主人様・お嬢様「かわいいー!!!」

そんな初々しくてかわいい新メンバー・なあなさんについて、あっせぶの“後輩枠”のみしなさんは「なあなは私の子どもです」と話すと、会場は思わずどよめき。
ちろる「みんなは知らないと思うけど、私も最初はこんな感じでした」
つらら「今はこんな感じになってるけどね!どの道を通ったらこうなるか分かってるから、なあなちゃんはこうならないように…(笑)」
つららさんのツッコミで会場内は笑いに包まれます。
ここで、新メンバー・なあなさんが、今回の加入にかける思いを告白。
なあな「最初は母にも反対されていたんですけど、妖精さんやメンバーのみなさんが説得してくださって、今は応援してくれています。いつか『なあながメンバーになってよかったね!』って思ってもらえるようにがんばります」
みしなさんからは「お母さん安心してください!私たちが責任持って面倒見ます!」と頼もしくも優しい声がかかりました。
つらら「なあなちゃんに1回くらいハジけてほしい!」
なあな「イェーイ!」
初ステージとMCを無事に終えたなあなさんは、惜しまれながら一度ステージから舞台袖に。
再び6人のステージに戻ると、9曲目の『青いひまわり』から後半戦がスタート。
ちろる「(これまで)一緒に歌ってきたメンバーの想いも込めて…。聞いてください、『青いひまわり』」
フォーメーションを鮮やかに変えたり、ポージングで魅せたり…。Cメロでは照明が曲名の通り青になり、会場中が青く染まります。

10曲目は『Summer time』。Bメロではみしなさん・えまちぃさんがステージ前方にせり出した台に乗って会場を盛り上げ、Cメロではちなつさん・こえびさんが台に乗って煽ります。最後は全員がステージ中央に集まり、ご主人様・お嬢様に向けて手を振るパフォーマンスで、会場のボルテージも高まっていくのを感じました。
11曲目は『Beginning』。リハーサルでは10曲目の『Summer time』からの移動でメンバー同士がぶつかるトラブルがありましたが、うまく改善されていたようでホッとしました。
12曲目の『はなはなはなび』は、テンポが早く、難易度の高い振りつけが特徴ですが、一糸乱れぬダンスとパワフルな歌唱で、ご主人様・お嬢様の盛り上がりは最高潮に。見ているこちらが圧倒されてしまうほど、迫力のあるステージでした!
ラストは代表曲である『あっせぶんぶん』を満を持してパフォーマンス!
メンバーの煽りもあり、会場はこの日一番の歓声に包まれました。レスポンスタイムでは、メンバーから客席へレスを送り、盛り上がりが最高潮に達したところで最後のあいさつに。ステージ袖にメンバーが消えるなか、ご主人様・お嬢様の「行かないでーーー!!!!」の声が会場に響きわたります。

その後、ご主人様・お嬢様の「アンコール!」の声に包まれる会場。
すると、「あっせぶのライブ、もっと観たいですよねー!?」という影ナレが鳴りひびき、会場の声援に応えてメンバーが再登場しました!
メジャーデビュー決定の知らせに…(みのり)
アンコールでは、あっとせぶんてぃーんが「氣志團」の 綾小路翔さんのプロデュースにより、ドリーミュージックからメジャーデビューすることを発表! うれしい報告に、会場が歓声でいっぱいに。
興奮冷めやらぬなか、アンコール1曲目の『ダンスフラミンゴ』に突入。えまちぃさんが「歌詞が今のあっせぶにぴったり」と提言したことで、この日のアンコール曲に急遽決定したそうです。
思いが込められた歌詞が会場のご主人様・お嬢様全員に伝わるよう、歌詞つきのMVを映し出しました。

その後、再びMCに。
こえびさんが涙を浮かべながら「メジャーデビューが決定しました」と改めて報告をすると、会場からは祝福の拍手が送られました。
こえびさんとつららさんから
「2019年の再結成から思うようにいかないこともありましたが、10年後20年後も皆さんに私たちの曲を聞いてほしいので、30年間ブレずに音楽活動をしている綾小路さんに直接お話に行って、プロデュースをお願いしました。氣志團さんも“永遠の16歳”というテーマを持っているので、私たちあっとせぶんてぃーんにぴったりだと思ったからです。
運営さんも私たちがやりたいことを叶えてくれたので、これからも変わらない音楽とライブを届けたいです。グループとしての歴は長いけれど、まだスタートラインに立ったばかりです」
ちろるさんが「今は5ミリ進んだところ。これからもっと前へ進みたい」と今後の抱負を語る表情と、メンバーの真剣な眼差しに私も心を打たれました。

アンコール2曲目は『バタフライ・エフェクト』。間奏ラストの拍手は会場のご主人様・お嬢様も一体となって楽しむ様子が見られました。
曲中、ちろるさんの「みんなありがとう〜!!」と感謝の声が響き、最後の間奏ではこえびさんが舞台袖のなあなさんを引き連れ、現7人体制でのあっとせぶんてぃーんのメンバー全員がステージにそろいました。
つららさんの「うれしいお知らせもできて、神に愛された『アマデウス』のようにこれからもあっせぶをよろしくお願いします」という言葉を最後に『はなはなはなび』のBGMが流れ、つららさん&なあなさんがハートを作って一礼。ステージを後にしました。
しかし、静まり返ったステージに向けて、ご主人様・お嬢様の熱い想いがこもった「アンコール!」の声が!
何度目かのコールのあと、メンバーが登場し、Wアンコールで『リボン』を披露。会場の大半のご主人様・お嬢様が振りコピで盛り上げ、一体感に包まれました。
「この(メジャーデビューの)発表でみんながどんなリアクションをするのか不安でしたが、あたたかい反応でよかったです。進んできた道は間違いじゃない」というつららさんのコメントを聞きながら、今までのことを思い出し涙を流すちろるさん。
つららさん・ちろるさんが手を繋ぎながら最後のあいさつをし、つららさんが「ワンマンでここに立てたことが奇跡です」と締めくくりました。
その後、会場は新メンバー・なあなさんに向けてのなあなコールが沸き起こりました。
つららさんの「(コールに返事を)返して返して!」とのアドバイスに、「はーい」と答えるなあなさん。
つららさんが「みんなでなあなちゃんにいろいろ教えていかないとだね!」と優しく声をかけていました。
やがてメンバーが手を振って退場していきますが…メンバー全員が退場した瞬間!
みしなさんが「待って待って待って、写真撮るの忘れた!」と慌てて登場。(本当はアンコール前に撮る予定だったそうです)
つらら「なあな、撮り忘れてるって言ってよー」
なあな「ごめんなさい~!」
みしな「いじめないでー!!!!」
思わぬハプニングに会場は笑いでいっぱいに。

17ポーズ、ハートポーズで集合写真を撮り終えると、「特典会で感想聞かせてください!」とご主人様・お嬢様に呼びかけるつららさん。最後まで大盛り上がりのままライブが終了しました。
これまであっせぶとご主人様・お嬢様が築いてきた絆が、取材をしている私にも伝わってくるような、すばらしいライブでした!
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Vol.3ではワンマンライブを終えたメンバーへの後日インタビューをお届けします!

この記事を書いたのは…
AKIBAカルチャーズZONE店【こひ】

この記事を書いたのは…
本店3F【みのり】
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